理想のオレンジ

フフッってなれたら。そんなアラサーの男性の呟きです。

ニューノーマル

コロナの中、ほぼ全ての人がマスクをしているという異様だった風景も、今では日常の一部となってきました。

 

驚くことに、それを題材とした漫画も出版されています。

1話だけ読んでみましたが私的にはけっこう面白かったです。
人間って不思議ですね。
「やるな」と言われるとやりたくなる。
「見るな」と言われると見たくなる。
善悪は別にして「ルールは破るためにある」という言葉があるのにもうなずけます。
 
この漫画は、病気の感染を防ぐために人々が「口許」を隠して生活している日常が舞台となっています。
「口許」が普段は「隠れている」から見たくなる。
そしてその「口許」に対して性的な興奮を見出すという世界観がすごくリアルでどう展開していくのか続きが気になります。
 
現実世界はまあそこそこマスクを外す機会はあるし、会食も徐々に解禁されているので「口許」を見ることに対して興奮するという概念はありませんが、コロナやそれに近い状況がこの先何百年と続くようであれば、もしかしたら本当にやってくる世界なのかもしれません。
 
とはいえ、普段仕事等で接しているけど、タイミング的にたまたまマスクを外した顔を見たことがない人もいます。
そして逆もまた然り。
 
思い出話なのですが、昨年の4月、例年通り新人の方々が職場にやって来ました。
その中の一人の女性と一緒に仕事をすることが多く、けっこう息も合い、仲も良くさせてもらっていました。
仮にその人をA子さんとします。
 
A子さんとは接する時間が多く、そしてたまたま半年近く彼女の前でマスクを外す機会がありませんでした。
 
そしてある日、私が職場で何気なくマスクを外すと少し離れたところから
 
「あっ、、、違った、、、。」
 
という声が。
声の方に視線を向けると、その先にいたのはまさかのA子さん。
 
そうです。
どうやらA子さん、職場の先輩としてはもちろん、一人の男性として私のことを見始めてくれていたそうなのですが、私のマスクを外した顔を見て出た言葉がどうやら
 
「違った」
とのことです。
 
追い打ちをかけてくるA子さん
「いやゴリさん(私の仮名)、マスク外したら違いました。笑」
 
「いやちょいちょいちょいちょいちょい!!!!!」
 
それを近くで聞いていた同僚
「ゴリ、おつぅ~(ドンマイのこと)」

 

「うるせい!!」

 

思わず叫んでいました。

 

A子さんとは今でも仲良く仕事をしてます。

そして私は完全にただの職場の仲のいい先輩。

 

ニューノーマル」くらい素顔を隠すことが徹底された世界だったら、私は今頃A子さんとお付き合い出来ていたかもしれませんね。

 

今週のお題「叫びたい!」

 

悲しいゴリラのお話、最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。

どうぞまたお付き合いください。

 

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